重力波を初観測

物理学者のアインシュタインが100年前に予言した「重力波」を探索している米マサチューセッツ工科大など米国を中心とした国際研究チーム「LIGO」が12日未明、宇宙からやってきた重力波を初めて直接観測することに成功したそうだ。重力波の存在を予言したアインシュタインの一般相対性理論の正しさを改めて裏付けるとともに、宇宙誕生のなぞや、光や電波では観測できない天体現象の解明に期待がかかる。
重力波は、ブラックホールなど質量の非常に大きな物体が動く際、周りの時空がゆがみ、そのゆがみが波のように伝わる現象だという。アインシュタインが1915~16年に発表した一般相対性理論に基づき予言した。この理論は、宇宙の膨張やブラックホールの存在を示す数多くの観測などから正しさが確かめられてきたが、重力波による時空のゆがみは極めて小さいため、観測に成功した例はこれまでなかったそうだ。
LIGOの重力波検出装置は、1辺4キロの管をL字型に配置。直角に交わる部分から2方向にレーザー光を同時に放ち、4キロ先の鏡によって戻ってきた光を重ね合わせる仕組みだそうだ。重力波によって時空がゆがみ、光源と鏡との間の距離がわずかに変化するのを、重ね合わせたレーザー光のずれなどから検出するという。
重力波を人工的に作り出すことなどはできるのだろうか…?