準惑星「ケレス」謎の光解明

火星と木星の間にある準惑星「ケレス」のクレーターの底で、明るく光る謎の点は表面に鉱物成分の硫酸マグネシウムなどが多く、氷の微粒子や塵がもやのように立ち込めて太陽光を反射している可能性が高いことが分かったそうだ。ドイツ・マックスプランク研究所などの国際研究チームが米探査機ドーンの観測データを解析し、9日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
硫酸マグネシウムは海水を煮詰めて塩を作る際に生じる「にがり」の成分の1つ。ケレスの地下には水を取り込んだ岩石や氷が多く、小天体が衝突してクレーターができた際、表面に露出したと考えられている。氷に太陽光が当たると水蒸気に昇華し、その際に氷の微粒子や塵も舞い上がって立ち込めるという。
ケレスは火星と木星の間にある小惑星帯で最も大きく、直径は約950キロ。2006年に冥王星が惑星から除外された際、新設された準惑星に冥王星と共に分類された。ドーンが今年3月にケレスの周回軌道に入る前の観測で、大きなクレーターの底に明るく光る点が複数見つかり、氷や塩類などが原因に挙げられていた。
クレーターは直径約90キロ、深さ約4キロ。約7800万年前に形成されたと推定され、比較的新しいという。そこに幅約10キロの穴があり、この部分に硫酸マグネシウムなどが多いとみられている。
発光している物質があったわけではなく太陽光の反射だったということだが、かなり強い光を放っていたようだ。氷や水が存在している惑星や準惑星は案外多いのだろうか?